こんにちは、こんのりです。
私は若い頃に公務員をやっていましたが、その当時の働き方を振り返ってみました。
結論ははっきりしていて、
たとえ公務員であろうが、嫌な職場はあって、職場の悩みを抱えている
ということです。
公務員というと難しい試験を受け、狭き門をくぐってきた、選ばれたエリートのようなお堅いイメージを持っている人もいるようですが、公務員とはいえ同じ人であることに変わりありません。
人が集まった職場であれば、その人の数だけ悩みは存在するものです。
では、私の場合はどんな悩みのある職場だったのか。
実体験に基づいて職場の悩みの事例を挙げてみます。
通勤には公共交通機関を使わないといけない職場
え?って思うかもしれませんが、以前の職場では自家用車で通勤していました。なので、通勤に交通公共機関を使わないといけないことにストレスを感じました。
なぜなら、「大声で歌えないから」です。
ちなみに、この時の職場への通勤はこんな感じでした。
「自宅~徒歩~路線バス~JR鉄道~徒歩~職場」
あえて歌えるところと言えば・・徒歩の部分でしょうか?でも、歌ってたとしたら近所迷惑というか、変質者扱いされますよね?
つまり、それほど自家用車での通勤は、私にとって快適だったわけです。そして、ストレス発散の場所でもあったわけですね。
朝から車内では大声で歌えるのですよ。好きなアーティストの曲をガンガンに流して、気分良く歌いながら運転をして通勤できるわけですよ。
しかし、人事異動により新しく着任した職場では、歌うことが出来なくなってしまったのです。もちろん、以前の職場と同じようにその職場の側に駐車場を借りて、自家用車で通勤することができないわけではありません。
ただし、駐車場代は高くて、そもそも月極めで借りられるところも限られていたり、見つけられても職場までの距離が遠かったりして、現実的ではありませんでした。
結果、公共交通機関を使って通勤をすることで、ストレスが溜まってしまいました。
挨拶に気を遣う職場
日常生活の中での挨拶というのは、あくまでも自然に口に出るようなものだと思います。これは職場でも、挨拶をするなんて社会人として当たり前だと考えられがちです。
しかし、職場での挨拶というのは、人によってはかなりのストレスになるのです。
「おはようございます」の挨拶がストレス
私の場合なら、駅から職場の建物までの間とか、建物内に入ってエレベーターを待っている時とか、エレベーターを降りてから自分のデスクまでの間とか、いわゆる始業時刻前の時間帯の挨拶がとてもストレスでした。
プライベートな時間と仕事の時間の切り替えは、厳密に言ったら始業時刻ということになりますが、そのかなり前の時間から気を張っていたと思います。
プライベートの時間なのに仕事のために自分の身を削っている感覚になってしまっていることが、そもそもストレスを感じている職場だったということでしょう。
「お先に失礼します」の挨拶がストレス
公務員だからといって定時で帰れることはありません。定時退庁日も例外ではない職場もあります。
退庁するタイミングは、部署によっても人によってもバラバラなこともあって、先に帰る際には「お先に失礼します」と声を掛けるわけですが、やはり気を遣うことがたくさんありました。
上司に気を遣って・・というようなことだけでなく、職場の同僚や後輩なども含めて、みんなに気を遣っていた気がします。
つまり、挨拶を発声した際に周りの目が自分に向けられることにストレスを感じていたということでしょう。
ある程度の心を許せる関係性が築けていれば、そのような気持ちにはなっていないことでしょう。
電話がたくさん掛かってくる職場
電話がたくさん掛かってくる職場と言えば、コールセンターのようなイメージになりますが、そのような機能を持っている職場も当時はありました。
何よりも公務員は人事異動が定期的に行われることもあって、新しく覚える分野の仕事を担当することがあります。こうなると、相手が誰で何を言っているのか意味が分からないといった電話をたくさん受けることになります。
これが苦痛で仕方なかったです。
こちらから掛ける電話はいいのです。自分のペースで用件を聞けるし、こちらから電話を切ることが出来るからです。
しかし、掛かってくる電話というのは、こちらの状況もお構いなしで、相手の都合で電話は鳴るし、3コール以内に出ないとビジネスマナーとしていけませんよね。
掛かってきた電話なので、相手が納得しなければ電話が終わらず、聞かれたことに分からなければ折り返しの電話をすることで一旦は電話を置くことになります。
そして、その内容を分かる人に確認したり、調べたりして折り返します。だから、時間もかかるし、その間に次の電話が鳴ることだってあります。
しかも、仕事を覚えていくには電話を率先して出ないと覚えられず、いわゆる電話の千本ノックを強いられているという状況です。
これまでの経験では、言っても最初の数か月くらいのことなんですが、ある特定の分野になるとこれがずっと続くことになり、これにはかなりストレスに感じました。
まとめ【公務員も職場の悩みはある】
このように公務員でも職場の悩みはあるということが分かったと思います。
人の悩みというのは、第三者には理解されにくいものです。こんなことに悩んでいると打ち明けても、「くだらない、あきれた」みたいなマイナスな感情で見られてしまうことを恐れ、私自身、今まで妻にしか打ち明けたことがなかったことばかりです。
いくら他人と比べても自分の状況や悩みが解決するわけではありません。職場での悩みを解決すべく、次なる手を考えてみましょう。